光風会会員 川村守一 画 河崎慕情 絵葉書セット 専用ケース付・絵葉書4枚組 定価500円(税込) |
伊勢・河崎
江戸時代に“おかげ参り”として日本全国から伊勢へ伊勢へと人々がやってきた頃、河崎は、勢田川の水運を利用して物資を流通する大問屋街として発展し、明治時代までこの地の商人が“河崎商人”と呼ばれるほど、伊勢の商業の中心を担っていました。 戦後は、陸上輸送が中心となり、問屋街としての河崎は衰退するとともに、歴史的な建物が減少してしまいましたが、現在もその当時を偲ばせる石積みの蔵や町屋、河崎に多かった世古道などが残っています。 |
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河崎の町並みを愛し続けて |
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朝の静かな水面に映る河崎。夕焼けの水面に影を落とす家並み・・・。私が河崎の町を知ったのは、ようやく大人の自転車に横乗りが出来るようになって、遠乗りするようになった小学四年生の頃でした。 橋の上から見た光景は私にとっては珍しい情景で衝撃的であったのを記憶しています。船から問屋の蔵に荷を積み降ろししている様子を飽きもせずに暇があればよく出掛けて行き、時間の経つのも忘れて見入っていました。私は乗り物の中でも特に、船の構造やその動きに関心を持ってきました。往来する船や停泊する船を包み込むような河崎の昔ながらの独特な構えは、堂々として大きく、奥行きが深く、住居に続く蔵等が切妻を道路に向けてそびえる姿は、どっしりと落ち着いていて・・・、それはすべてを温かく包み込んでくれる雰囲気を漂わせています。私はその情景に魅せられてきました。 かつて参宮客で賑わった時代の台所役を果たしてきた河崎。当時の繁栄した河崎を想い起こす時、今はその片鱗しか伺えない様子に一抹の寂しさを感じる事があります。しかし河岸に佇んでいると子供の頃の感動が今なお蘇り、かつてのイメージを想い起こしながら自分なりに“河崎”を描き続けている私です。 光風会会員 川村守一
郵送の場合の代金は、590円です。 河崎商人館と潟Aイブレーンにてお買い求めいただけますが、郵送を希望されます方は下記までお電話にてお申し込みください。 お支払いは、品物に同封する振込用紙(手数料当社負担)を使ってお振込ください。この場合の代金は送料が90円加算されますので590円となります。 お問い合せ、ご注文は…TEL伊勢27-1111まで 〒516-0017三重県伊勢市神久3丁目5-67 株式会社アイブレーン TEL(0596)27-1111(代) FAX(0596)23-0125 ※メールやFAXでのご注文も承ります。 その際には、お届け先住所・お名前・電話番号・数量を明記してください。 |